冬キャンプは、厳しい寒さの中で快適に過ごすための道具選びがとても重要になります。
その中で、最も重要になる道具の1つ「テント選び4つのポイント」を解説します。
2024/03/12 更新
1.選ぶなら広いテントを
冬キャンプのテント選び1つの目のポイントは「広いテントを選ぶ」です。
冬のキャンプは夏と比べて衣類や毛布、暖房器具やポータブル電源など防寒対策のかさばる道具が多く、車に積むときもすぐに車内は満タンになってしまうくらい荷物が増えるので、居住スペースを確保するためにも広いテントにしましょう。
そして、冬キャンプは暖かいテントの中で過ごすことが多いので、居住スペースが狭いとストレスを感じてしまいます。
狭いテントでストーブを使用すると、火災の原因にもなるので冬キャンプをするなら広いテントを選びましょう。
2.結露対策できるテントを選ぶ
テント選び2つ目のポイントは「結露対策のできるテントを選ぶ」です。
冬のキャンプはテント内でストーブなどの暖房器具を使用すると、外側との寒暖差からテントの内側に結露が発生し、テントの内壁に貼り付いて雫となって下に落ちてきて端に置いていたキャンプ道具や服を濡らしてしまいます。
そんな結露を防ぐ対策には二重構造のテントを選びましょう。二重構造のテントとは別名「ダブルウォールテント」と呼ばれ、居住空間のインナーテントの上に防水用のフライシートを張ることで空気の層を作り、外気との寒暖差を減らすことができます。
最近販売されているテントは、このダブルウォールタイプのテントが主流になっているのでチェックしてみてください。
3.スカート付きテントを選ぶ
テント選び3つめのポイントは「スカート付きのテントを選ぶ」です。
スカートとはテント(フライシート)下部の地面と接するところについているヒダ状シートのことで、スカートが地面に接地することでテントのすきま風を防いだり暖気が逃げるのを防ぐ役割があり、寒冷地のキャンプであるのとないのでは大きな差が出ます。
雪の降る地域では、スカートの上に雪を被せてすきま風を防いだりもできます。基本的には3シーズン(春・夏・秋)用のテントよりも、寒冷地(冬)用のテントに装備されている場合が多いのでチェックしてみましょう。
4.ベンチレーション付きのテントを選ぶ
テントの選び方4つめのポイントは「ベンチレーションのついたテントを選ぶ」です。ベンチレーションとは換気装置のことで、テントには中の空気を入れ替えるための換気口がついているものがあります。
換気口といっても機械ではなくファスナーでテントの一部を開け閉めできる装備になっており、グレードの高いテントは換気口がメッシュ構造になっていて虫などの侵入も防げるようになっています。
冬キャンプでは暖気を逃さないために閉めっきりにしますが、閉めきったテントでストーブなどの火器を長時間使用すると酸素が減り一酸化炭素中毒になる危険があるので、ベンチレーションで効率良く空気の入れ替えをして一酸化炭素中毒を防止しましょう。
まとめ)冬キャンプのテント選びで重要な4つのポイント
以上をまとめると、冬キャンプのテント選びで重要な4つのポイントとは、
- 広いテントを選ぼう
- 結露対策できるテントを選ぼう
- スカート付きのテントを選ぼう
- ベンチレーションのついたテントを選ぼう
です。
快適なテントを選んで冬キャンプを楽しみましょう。