ソロキャンプを始めると、テントや寝袋と並んで悩みやすいのが調理道具選びです。中でもフライパンは、炒める・焼く・温めるなど幅広い料理に使えるため、アウトドアでも欠かせない存在と言えるでしょう。しかし、いざ選ぼうとすると「家庭用フライパンで代用できるのか」「キャンプ用は何が違うのか」「種類が多すぎて判断できない」と戸惑う初心者は少なくありません。
アウトドア用フライパンは、直火や焚き火での使用を想定して作られているため、重さ・素材・形状・手入れ方法などが家庭用とは大きく異なります。知識がないまま選んでしまうと、持ち運びが大変だったり、焦げ付きやすかったりと、思わぬストレスにつながることもあります。
本記事では、ソロキャンプ初心者がフライパン選びで迷わないよう、選び方や使い方、メンテナンス方法といったポイントを分かりやすく整理しました。最初の一枚を安心して選び、アウトドア料理を気軽に楽しむための参考にしていただければ幸いです。
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ソロキャンプ用フライパンの基本

ソロキャンプ用フライパンは、家庭で使うフライパンとは目的や使われる環境が大きく異なります。アウトドアではガスコンロだけでなく、シングルバーナーや焚き火など、火力や熱の当たり方が安定しない状況で調理することが一般的です。そのため、キャンプ用フライパンは直火に対応できる耐久性や、多少ラフに扱っても問題ない構造になっています。
また、ソロキャンプでは「持ち運び」「収納」「調理」のすべてを一人で行うため、サイズ感と重さがとても重要です。大きすぎるフライパンは調理しやすそうに見えても、バックパックや収納ケースの中でかさばり、結果的に使わなくなってしまうこともあります。1〜2人分の調理に適したコンパクトなサイズを選ぶことで、準備や後片付けの負担も軽減できます。
さらに、アウトドア用フライパンは見た目以上に「使い慣れ」が大切です。多少の焦げや傷は気にせず使えるという点も、キャンプならではの特徴と言えるでしょう。完璧さを求めるよりも、扱いやすく気軽に使えることを重視するのが、初心者にとって失敗しにくい考え方です。
初心者が押さえたいフライパンの選び方

ソロキャンプ用フライパンは種類が多く、初心者ほど「結局どれが正解なの?」と迷いがちです。ですが、いくつかのポイントを押さえておけば、最初の一枚で大きな失敗をすることはほとんどありません。ここでは、キャンプ初心者がフライパンを選ぶ際に意識したい基本的な視点を分かりやすく解説します。
◆素材の違いを知る
フライパン選びで最初に確認したいのが素材です。アウトドア用フライパンには、主に鉄・アルミ・ステンレスといった素材が使われています。
鉄製フライパンは耐久性が高く、焚き火との相性が良いのが特徴です。使い込むほど油がなじみ、育てる楽しさがありますが、使用後の乾燥や油塗りなど、メンテナンスの手間がかかります。そのため、キャンプに慣れてから挑戦したい素材と言えるでしょう。
アルミ製フライパンは軽量で扱いやすく、初心者にとって最も選びやすい素材です。持ち運びが楽で、調理のハードルも低い反面、強火や焚き火での使用には注意が必要です。
ステンレス製フライパンはサビにくく、見た目がスタイリッシュなのが魅力です。ただし、予熱や油の使い方を誤ると焦げ付きやすいため、最初は少し扱いづらく感じる場合もあります。
◆重さとサイズは使いやすさを左右する
ソロキャンプでは、荷物の重さが快適さに直結します。フライパンは見た目以上に重量感があるため、軽さは重要な判断基準です。直径18〜20cm程度で、片手でも無理なく扱える重さを目安にすると安心です。
また、大きすぎるフライパンは調理スペースを圧迫し、収納時にもかさばります。必要以上に大きなサイズを選ばないことが、初心者が失敗しないコツです。
◆持ち手の形状と収納性をチェック
アウトドア用フライパンには、折りたたみ式や取り外し可能な持ち手が付いているものがあります。これらは収納性が高く、バックパックや収納ケースにも収めやすいのがメリットです。
一方で、持ち手が短すぎると調理中に熱が伝わりやすくなることもあります。収納性だけでなく、握りやすさや安全性も確認しておきましょう。
◆自分のキャンプスタイルに合っているか
徒歩キャンプやバックパックキャンプの場合は、軽量性やコンパクトさが最優先になります。一方で、車移動が中心であれば、多少重くても調理しやすいフライパンを選ぶ余裕があります。
最初のフライパン選びでは、スペックだけで判断するのではなく、自分がどのようなアウトドアスタイルを想定しているのかを考えることが大切です。
ソロキャンプでのフライパン基本の使い方

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ソロキャンプでフライパンを使う際は、家庭と同じ感覚で調理しないことが大切です。アウトドアでは火力が安定しにくく、特にシングルバーナーや焚き火では、炎の当たり方によって温度差が生じやすくなります。そのため、最初から強火にせず、中火から様子を見ることが失敗を防ぐコツです。
初めて使う前には、フライパンを軽く洗い、薄く油をなじませておくと安心です。これにより、食材のこびりつきや焦げつきが起こりにくくなります。調理中は、フライパンが十分に温まってから油や食材を入れることで、焼きムラを防ぎやすくなります。
また、焚き火調理の場合は炎が直接フライパン全体を包み込まないよう、火との距離を意識しましょう。必要以上に火に近づけると、焦げや変形の原因になります。火加減を調整しながら、ゆっくり調理することが、アウトドア料理を楽しむポイントです。
フライパンのメンテナンス方法

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ソロキャンプでフライパンを長く使うためには、使用後のメンテナンスが欠かせません。ただし、難しい手入れを完璧に行う必要はなく、基本を押さえておけば初心者でも十分対応できます。
調理が終わったら、汚れが固まる前に洗うのがポイントです。軽い汚れであれば水洗いだけで落ちることも多く、無理に強くこする必要はありません。焦げ付きがある場合は、お湯を張ってしばらく置くと汚れが浮き、フライパンを傷めずに落としやすくなります。
洗剤の使用については素材によって考え方が異なりますが、初心者のうちは神経質になりすぎなくて大丈夫です。特に鉄製フライパンの場合は、洗剤を使った後でもしっかり乾燥させ、薄く油を塗っておくことでサビを防げます。
自宅に持ち帰った後は、十分に乾かしてから収納しましょう。湿気がこもらないように風通しの良い場所で保管し、必要に応じてキッチンペーパーなどを挟むと安心です。日常的なひと手間が、アウトドアで快適に使い続けるコツと言えます。
初心者がやりがちな失敗例

ソロキャンプ初心者がフライパンを使う中で、つまずきやすいポイントはいくつかあります。事前にありがちな失敗を知っておくことで、無駄な買い替えやストレスを減らすことができます。
◆重さやサイズを考えずに選んでしまう
見た目や価格だけでフライパンを選んでしまい、実際に持ち運ぶと「想像以上に重い」「荷物に入らない」と感じるケースは少なくありません。特にソロキャンプでは移動や設営を一人で行うため、軽さとサイズ感は非常に重要です。購入前に重量や収納サイズを確認しておくことが大切です。
◆家庭用と同じ感覚で使ってしまう
アウトドアでは火力が強くなりやすく、家庭と同じ感覚で強火調理をすると焦げ付きやすくなります。火加減を控えめにし、フライパンの様子を見ながら調理する意識が必要です。
◆手入れを難しく考えすぎる
「メンテナンスが大変そう」と感じて使うのを避けてしまうのもよくある失敗です。実際には、基本的な洗浄と乾燥を行うだけで十分な場合がほとんどです。完璧を目指さず、できる範囲でケアすることが長く使うコツと言えるでしょう。
おすすめフライパン3選

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ソロキャンプ初心者にとっては、スペック表を見比べるよりも「実際に使いやすい定番モデル」を知るほうが、フライパン選びの近道になります。ここでは、これまで解説してきた軽さ・扱いやすさ・メンテナンス性の観点から、初心者でも取り入れやすいフライパンを3タイプ紹介します。
◆①軽さ重視|アルミ製フライパン(18〜20cm)
アルミ製フライパンは、とにかく軽くて扱いやすいのが最大の魅力です。荷物を減らしたいソロキャンプや徒歩キャンプでも負担になりにくく、調理中の取り回しも楽に行えます。炒め物や簡単な焼き料理が中心であれば、まずはこのタイプを選んでおけば大きな失敗はありません。焦げ付きにくい加工が施されているモデルも多く、初心者でも安心して使えます。
◆②バランス重視|鉄製ミニフライパン(育てる楽しみ)
少し重さはありますが、耐久性と焚き火対応力を重視するなら鉄製フライパンも候補になります。使い込むほど油がなじみ、焦げ付きにくくなっていくため、道具を育てる感覚を楽しみたい人に向いています。最初は18cm前後の小さめサイズを選ぶことで、重さや手入れの負担を抑えられます。焚き火調理に挑戦してみたい初心者にもおすすめです。
◆③手軽さ重視|取っ手折りたたみ式フライパン
収納性を重視するなら、取っ手が折りたためるタイプのフライパンが便利です。クッカーセットの中に収まりやすく、バックパックにも無理なく収納できます。素材はアルミやステンレスが多く、メンテナンスも比較的簡単です。「なるべく荷物をコンパクトにまとめたい」「調理道具を一式まとめたい」というソロキャンパーに向いています。
よくある質問(Q&A)

ソロキャンプ初心者からよく寄せられる、フライパンに関する疑問をまとめました。購入前や初使用時の不安解消に役立ててください。
Q1.家庭用フライパンはソロキャンプで使えますか?
A.使えないわけではありませんが、あまりおすすめはできません。家庭用フライパンはIHやガスコンロ向けに作られていることが多く、直火や焚き火では変形や劣化の原因になる場合があります。安全面や耐久性を考えると、アウトドア用フライパンを用意したほうが安心です。
Q2.初心者にはどの素材のフライパンが向いていますか?
A.初心者には、軽くて扱いやすいアルミ製フライパンが向いています。火加減に注意すれば失敗しにくく、メンテナンスも比較的簡単です。鉄製は慣れてから挑戦すると安心でしょう。
Q.3フライパンは一つあれば十分ですか?
A.ソロキャンプであれば、まずはフライパン一つで十分です。焼く・炒めるといった基本的な調理は問題なくこなせます。必要に応じて、鍋やクッカーを追加していくと無駄がありません。
Q4.使用後すぐに洗えない場合はどうすればいいですか?
A.すぐに洗えない場合は、キッチンペーパーなどで汚れを軽く拭き取り、帰宅後にしっかり洗いましょう。特に鉄製フライパンは、水分を残さないよう注意することが大切です。
鎌倉NaFro「鬼万能パン」

どんなキャンプ料理もこれ一つでできるフライパン「鬼万能パン」は、金物の街として長い歴史を持つ、燕三条の熟練の職人たちの知恵と工夫が生み出しました。
二層鋼クラッドでアルミとステンレスの良いとこどり。炒める・煮る・蒸す。スチーム機能付きでどんな料理もこれ1つで作れる万能なフライパンです。
そんな「鬼万能パン」の3つの機能をご紹介します。
◆携帯性に優れているのにしっかり厚みも確保されているから、料理を美味しく作れる
フライパンが軽ければ、調理する際に腕の負担軽減になります。しかしそれは軽量化することに重点を置き、フライパン自体の厚みが薄くなっているのかもしれません。
フライパンは、一定の厚みがあることで均等に熱が伝わり、焼きムラがなく美味しい料理を作ることができます。
◆アルミとステンレスのいいとこ取りした二層鋼クラッドを使用しています
二層鋼クラッドで早く熱が伝わり、しかもその熱を逃さない「鬼万能パン」はステーキを外はカリッと中はジューシーに焼くことが可能です。その上、内側はフッ素コート加工が施されているため、油も少なくすみ、料理も焦げ付きにくいです。水や洗剤も少量ですみ、環境にも優しく洗い物もカンタンです。
鬼万能パンは、様々な料理がこれ1つでできるため、ご家庭やキャンプなど、どんなシーンでも活躍します。
さらに、便利機能としてスチーム機能を追加し、IHクッキングヒーターにも対応しています。
折りたたみができるハンドルで持ち運びや収納も便利です。
◆燕市商工会議所が優れた製品だけに付与する「メイドインツバメ」マークを取得
ものづくりの街、新潟県燕三条の熟練の職人の知恵と工夫が、この新商品を生み出しました。
燕市商工会議所から選ばれた製品のみが付けることができる「メイド・イン・ツバメ」マークと鎌倉NaFroのコラボ商品です。
まとめ|自分のキャンプスタイルに合ったフライパンを選ぼう

出典:@___t.26_m
ソロキャンプ用フライパンには、これさえ選べば間違いないという唯一の正解はありません。大切なのは、素材やサイズ、重さ、メンテナンス性といったポイントを理解したうえで、自分のキャンプスタイルに合った一枚を選ぶことです。初心者のうちは、軽くて扱いやすく、気軽に使えるフライパンを選ぶだけでも、アウトドア料理のハードルはぐっと下がります。
最初から完璧な道具をそろえる必要はありません。実際に使ってみて「もう少し軽いほうがいい」「焚き火調理を楽しみたい」と感じたタイミングで、次のフライパンにステップアップするのもキャンプの楽しみ方のひとつです。道具と一緒に経験を積み重ねていくことで、自分にとって本当に使いやすいスタイルが見えてきます。
フライパンは、ソロキャンプの食事時間を支えてくれる大切な相棒です。基本を押さえて無理のない選択をすることで、調理の時間も含めてアウトドアをより快適に楽しめるようになります。ぜひ、自分らしいキャンプスタイルに合ったフライパンを見つけて、ソロキャンプの時間を充実させてください。


