こんにちは!
キャンプD2CのNaFroです。
キャンプめしを作るのに必要不可欠な鍋やクッカー。
ひとくちに「鍋」「クッカー」といっても、素材だけでも鉄、ステンレス、アルミ、チタンなどたくさんの種類があります。種類が多すぎて、どれを選べばいいか分からない人も多いのではないでしょうか?
ご自身のキャンプスタイルや作りたいキャンプめしに合った鍋やクッカーを選ぶために、各素材の特徴やおすすめの調理方法などをご紹介します。
2024/03/01 更新
①鉄
鉄製の鍋にはダッチオーブン、スキレットなどがあります。オーブン料理や煮込み料理など、焚き火や炭火を利用した直火調理に向いています。
鉄のメリットは蓄熱性が高いこと。いちど熱が入ると冷めづらいため、食材をムラなく加熱することができます。
デメリットは重たいこととサビやすいこと。サビの原因は水分です。汁ものを入れたまま放置したり、洗浄後に水分を残さないよう注意してください。
洗浄後は必ず空焚きして、水分を飛ばすことがポイントです。さらに鍋の外側と内側すべてに少量のオリーブオイルを塗ってシーズニング(油ならし)しましょう。シーズニングすることで、焦げつきにくくなり、使い勝手が上がります。
②ステンレス
ステンレス製の鍋にはダッチオーブンがあります。冷めにくい性質があるため、煮込み料理や揚げものに適しています。
ステンレスのメリットはサビにくく、丈夫なこと。また、同じダッチオーブンでも、鉄製のようなシーズニングは必要なく、メンテナンスに手間がかかりません。
デメリットは重く、焦げつきやすいこと。油なじみが悪いため、炒めものには不向きです。
③アルミ
アルミ製の鍋にはメスティンや飯ごう、小型クッカーなどがあります。炊飯、湯沸かし、汁ものなどに向いています。
焚き火で使用するとススでまっ黒になります。これも味わいのひとつですが、汚したくない場合は焚き火では使用せず、バーナーを使うとよいでしょう。
アルミのメリットは熱伝導率が高く、軽量なこと。携行性が高いため、ソロキャンプにおすすめです。
デメリットは焦げつきやすいこと。アルミは素材の性質上、油なじみがよくないため、基本的に炒めものには不向きです。しかし、テフロン加工をしているものであれば、炒めものも問題ありません。
④チタン
チタン製の鍋には小型クッカーがあります。湯沸かしや汁ものに適しています。
チタンのメリットは軽量で丈夫、そしてサビないこと。金属のなかでもトップクラスの強度を誇り、なおかつ軽いため、ソロキャンプに向いています。
デメリットは熱伝導率の低さ。火が直接当たっている部分だけ温度が上昇します。炒めものなどは加熱ムラができるため不向きです。
逆にいうと、鍋のフチは熱くならないため、調理した鍋に直接口をつけてスープやラーメンを食べることが可能です。
まとめ)鍋やクッカーは素材の特徴で選ぼう
以上、鍋やクッカーの素材ごとの特徴やメリット・デメリット、おすすめの調理方法などを紹介してきました。
まとめると、
鉄→オートキャンプ向き。得意料理はオーブン料理、煮込み料理
ステンレス→オートキャンプ向き。得意料理は煮込み料理、揚げもの
アルミ→ソロキャンプ向き。得意料理は炊飯、湯沸かし、汁もの
チタン→ソロキャンプ向き。得意料理は湯沸かし、汁もの
どの素材にも長所と短所があります。ご自身のキャンプスタイルや作りたいキャンプめしに合った鍋やクッカーを選んでみましょう。