キャンプをする際、必ず気にしておきたいのが「雨」への対策です。
キャンプグッズには、雨を防ぐための様々なアイテムが存在しますが、その中でも特におすすめなのが「タープ」です。
ここではキャンプグッズのタープについて、いったいどのようなものなのか、どういった種類があるのか、タープの防水対策を高めるグッズ紹介なども交え、解説していきます。
2024/02/07 更新
タープとは
タープとは、キャンプをする時に張られる、日差しや雨を防ぐための大きな布のことを指します。
テントと同じようにキャンプ中の「休息場所」を確保するのに用いられますが、テントが「キャンプ中の就寝場所を確保すること」を目的に設営されるのに対して、タープは「キャンプ中のレクリエーションの拠点を確保する」ことを目的に設営されます。
その性質上、タープは基本的に床や壁を有していないので、そのため周囲の環境とより調和した、気軽に出入りできる休息場所を設けられます。
また内部で火を使うこともできるため、雨天でキャンプする際は非常に役立ちます。
タープの種類
タープには、その使用用途によって様々な形状のものが存在します。
もっともオーソドックスな形といえるのが「スクエアタイプ」のタープです。スクエアタイプのタープはよく運動会やお祭りで用いられるテントのようなかたちをしています。
支柱が多いため、運搬が大変という欠点はありますが、比較的多人数でも使用できるのが特徴です。家族連れでキャンプを行うような際は、まず最初に選択に上がるタイプといえるでしょう。
出典:@ju01ju01
「ヘキサタイプ」はその名の通り、六角形の布で構成されるタープです。ヘキサタイプのタープは、二本~四本の支柱とロープで布を支えます。
スクエアタイプのタープに比べると支柱の数が少ないため、コンパクトに持ち運びできるのが特徴です。
ソロキャンプや少人数でのキャンプに向いたタープといえます。
出典:@kenzii4414
「ウイング型タープ」はもっとも簡易なつくりのタープです。布を支えるのに用いられる支柱は二本のみ、布面積もそれほど大きくないものが多いため、非常に持ち運びに優れています。
また全体的に安価な傾向にあり、初めてタープを使う人にもおすすめです。難点としては構造上、どうしても強度が低くなってしまうことが挙げられます。
「スクリーンタイプ」のタープは、タープとしては珍しい「壁」を持つタイプのタープです。
スクリーンタイプのタープは「床のないテント」とも例えられ、居住性に非常に優れているのが特徴です。
また耐水性も高めに作られているものが多く、梅雨など、雨が多い時期のキャンプには重宝します。一方で単純に質量が大きく、持ち運ぶ際にかさばりやすいのは難点といえます。
タープと組み合わせて使える防水グッズ
一般的なタープは、テントに比べると防水性能が高くありません。そのため梅雨など雨の多い時期には、「防水スプレー」や「防水テープ」と組み合わせて使うと良いでしょう。
タープを用いる際は、それとセットで準備しておくのがおすすめです。
出典:@y.y_outdoor
タープは悪天候下でのキャンプに必須のキャンプグッズ
タープを活用することで、多少の雨なら気にすることもなく、キャンプを楽しむことができます。
日差しを防ぐだけではなく、張っておくことで突発的な天候の変化に対応できるので、梅雨など天気が移ろいやすい時期にはおすすめです。
特に、雨の中で煮炊きを行うのがあらかじめ想定されるような場合は、必ず用意しておくべきキャンプグッズといえます。