簡単にご飯が炊ける「メスティン」の使い方を覚えよう

簡単にご飯が炊ける「メスティン」の使い方を覚えよう

2024/03/14 更新

メスティンとは?

メスティンとは野外で調理するためのクッカー(調理器具)にあたり、日本では「飯ごう」と呼ばれています。

日本の飯ごうの形は昔から楕円形をへこませたような形をしているものが主流ですが、最近では欧米で使われている長方形の形をした飯ごうが人気です。

出典:@rie_7211

メスティンはご飯を炊くほかにも調理全般に使えるので、キャンプだけでなく電気が使えない場所や自然災害の起きた被災地でも役に立つので使い方を覚えておきましょう。

ご飯の炊き方を覚えよう

それでは精米した米をメスティンの中に入れた状態からの手順を紹介します。(作業時間は約80分です)

  1. 米を2~3回軽く洗う。
  2. 水を適量入れる(1合で約180cc)。
  3. そのまま30分くらい漬け置き。
  4. 火にかける(火力は中か弱で約10分)。
  5. 蓋の脇から泡が出てその後に中からパチパチ音がしてきたら火から下ろす。
  6. メスティンをタオルで包み30分放置して完成。

大事なポイントは3つ

1つ目は「漬け置き」。米を30分以上漬け置きしないと炊きあがった時に芯が硬いご飯になってしまうので注意しましょう。

2つ目は「火から下ろすタイミング」。火から下ろすのが早すぎると生焼けのご飯になってしまい、遅いとご飯の底が焦げてしまうので注意が必要です。

とくにパチパチ音のところは中の水分がなくなってご飯が焦げ始めるイメージですが、初めて炊くときにはほとんどわからないかもしれません。

このタイミングは感覚的なものなので何度か実践して覚える方が良いと思います。

3つ目は「タオルで包み30分放置」。タオルに包んで保温状態にすることで芯までふっくらした美味しいご飯が炊けます。

タオルは汚れるかもしれないので、いらないものを用意しておきましょう。

最初は上手に炊けなくても…

メスティンでご飯を炊くのは昔ながらの方法です。現代のボタン一つで炊ける炊飯器と比べると手間がかかり失敗する時もありますが、機械や電気を使わずに1から自分の手で炊いたご飯の味は忘れられない美味しさです。

そして何度か繰り返せばすぐに上達するので、失敗を恐れずにどんどん作ってみましょう。

まとめ)簡単にご飯が炊ける「メスティン」の使い方を覚えよう

以上をまとめると、

  • メスティンとは「飯ごう」のこと。
  • 炊くのにかかる時間は「約80分」。
  • 手順は全部で「6つ」
  • 大事なポイントは「3つ」。
  • 最初は誰でも失敗する。
  • 覚えれば被災した時でも役に立つ。

です。

メスティンを使ってご飯を炊いてみましょう。

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